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SIerの教科書!クラウド時代のエンジニアとは

SIerの教科書

エンジニア転職をしたばかりで右も左もわからなかったころ、とにかく知識をインプットしなければと躍起になっていました。その時に読んだ一冊の本「SIerの教科書」について書きます。

この記事はエンジニアを目指している人エンジニアなって間もない人エンジニアとしてのキャリアについて悩んでいる人に読んでほしいと思います。

どんな本?

タイトルの通りSIerとは何か、どうあるべきかについて書かれた本です。SIerと聞くと何やら堅い本のように聞こえますし、非SIerエンジニアにとっては関係ないようにも聞こえます。しかしこの本はSIerに限った話ではなく全てのエンジニアに通じる話だと私は思いました。エンジニアはビジネスの課題をITによって解決する職業という意味では、SIerだとかユーザー企業だとかの企業形態は関係ないのです。

初版は2014年7月25日の書籍ですが、今読んでも特に違和感は感じません。内容としてはSIerの歴史と評価される能力について書かれています。

SIerの歴史

一言でいうと、オンプレ時代からクラウド時代に変わる中でのエンジニアの役割や開発手法、キャリアの変化について書かれています。

オンプレミスとは?クラウドとの比較&違い~選び方の基準も解説~ | カゴヤのサーバー研究室
オンプレミスとは自社の中で情報システムを保有し、自社内の設備によって運用することを指します。現在、クラウドサービスなど外部サーバーを使用することが一般化してきており、それらと区別するため従来の自社運用をオンプレミスと呼ぶようになりました。その意味や「できること」、クラウドとの違いを分かりやすく解説します。

例えば開発費ですが、オンプレ時代には新規のシステム開発をする度にネットワークを構築したりサーバを調達したりとクラウド時代に比べ初期コストがかなりかかっていました。しかしクラウドインフラであればボタン一つで仮想機が立ち上がりますし、負荷によってオートスケールさせることもできます。初期の見積もりギャップやインフラ構築にかかる時間を排除することができるようになったのです。

またクラウド技術やDevOpsの発展でサービスの運用は大きく効率化・自動化することが可能となり、インフラスキルのハードルも下がりました。それに伴いエンジニアは開発だけでなく、インフラや運用面に精通することが当たり前になりつつあります。

こういった時代の変化に企業やエンジニアも適用していく必要があるのだとこの本には書かれています。

評価される能力

これはSIerはどういった点で評価されるのか、エンジニアに求められる能力とは何かということです。ここでは具体的な技術というよりマネジメントやビジネススキルについて書かれています。

エンジニアは依頼されたシステムを作ることは当たり前で、プラスアルファとして依頼元である経営陣やユーザーへ提案ができる能力が求められます。経営陣やユーザーはシステムや享受できるメリットについて100%理解できていないことが多いため、最適解に導ける人材こそ優秀なエンジニアと言えるでしょう。

また他所で培ったノウハウを活かし、そこになかった仕組みをビジネスとシステムの両面から創造できる能力も大きく評価されることが述べられています。技術をマッシュアップする能力こそSIerの真骨頂なのです。

私の感想

SIer企業とユーザー企業の両方を経験した私が読んで思ったのは、そういった企業形態など関係なく周りがエンジニアに期待している役割や仕事は皆同じだということ。そしてエンジニアにはキャリアアップの可能性が広い範囲にあることを知り、モチベーションも向上しました。また要所々々でIT用語の説明も入っていて、知識のインプットにも繋がりました。

プログラミング学習の先にあるもの

私が初学者にも呼んでほしいと思ったのは、プログラミング学習の次について書かれているからです。プログラミング学習の意味を見出せずに離脱する初学者も少なくないと聞きます。プログラミングスキルの果てに何ができるのか、エンジニア職とはなにかをこの本は教えてくれます。

また今の若いエンジニアはまさにクラウドネイティブ世代です。そういった人がオンプレ時代を知ることで、クラウドの利点を知るきっかけにもなるのではないかと思います。

おわりに

日本企業の急速なIT化により、エンジニアの仕事は日々拡大しています。毎日なんとなく同じような仕事を繰り返しているだけでは、いつしか時代に取り残されてしまうことでしょう。エンジニアとして今後どういったキャリアを積むのか、これを機に考えていただければ幸いです。

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