IT未経験者がエンジニア転職するために、独学を始めるかスクールに通うかで迷っている人をTwitterで良く見かけます。私の中で答えは一つだと思っているので、そのことついて書きたいと思います。
SIer転職し並行して独学
私としてはどちらでもなく、即SIerに転職し独学も並行して進めることの一択です。なぜならSIer転職はIT未経験であっても比較的容易であること、また経済的にも時間的にも圧倒的に効率が良く無駄がないためです。
SIer転職は簡単
SIer転職を推奨する理由の一つとして、難易度が低いことにあります。ここで言うSIerは社員数百人程度の中小企業のことを言っています。また全ての企業での転職が容易というわけでもなく、IT未経験者の採用を積極的に行っている企業に限定します。これだけ条件を絞ったとしても、企業母数が多いのでSIer転職は簡単なのです。

ITエンジニアへの転職難易度が低い理由については下記の記事を見ていただければ幸いです。
フルタイムでスキルアップ
SIer転職をすることで受けられる享受はたくさんあります。まずは自己投資に割ける時間が圧倒的に多いことです。IT未経験者のエンジニア転職で重要なのは自己投資した時間で、情報系の大学を出てストレートでエンジニアになった人間たちとの差を埋めるには時間はいくらあっても足りません。
下記は現状維持をしつつ独学をする場合とスクールに通う場合、そしてSIer転職する場合の3パターンで自己投資できる時間を整理しました。
方針 | 自己投資時間/週 | 備考 |
---|---|---|
現職&独学 | (平日3h × 5)+(休日8h × 2)= 31h | 低コストで低リスクだが、メンターがいないため効率が悪い。 |
現職&スクール | (平日3h × 2)+(休日8h × 2)= 22h | 出費は大きいがプロの講義が受けられるので単位時間あたりの効率は良い。 |
SIer転職&独学 | (平日10h × 5)+(休日8h × 2)= 66h | プロと関わることができる上に実務経験を積むことができるためキャリア構築ができ非常に効率が良い。しかし以前の職への後戻りができないため高リスク。 |
これを見てSIer転職が圧倒的に効率が良いことがおわかりいただけたでしょうか。私も即SIer転職をし並行して独学に努め、その結果3年後には憧れの企業に採用され理想とする働き方を送ることができています。
転職フェアが熱い
SIer転職するために有用なのが転職フェアです。大手転職サイトのDODAや@typeが開催している転職イベントで、訪れた求職者は気軽に企業側とコンタクトを取れるのが特徴です。
通常選考に進むためには書類選考を通過する必要があり、経歴のないIT未経験者にとっては難関となっています。しかし転職フェアは不利かつ面倒な書類選考を省き、いきなり企業側と接点を持つことができるので、相性がよければ面接を確約することができます。さらに短い時間でたくさんの企業と接点を持つことができるので、かなり効率が良いです。
私も始めてのエンジニア転職は、名大社という東海地区限定の転職フェアでした。人事の人と話が合い、あれよあれよという間に内定が出ていました。


所詮未経験
エンジニアは専門性の高い職業であるが故に、少しでもITスキルを身に付けて転職活動をしたいと思うかも知れません。たしかにITスキルがあるに越したことはありませんが、スクールに通おうがポートフォリオを作り込もうが、実務未経験という経歴は何も変わりません。
企業側はITスキルに関しては実務未経験の人間にはほとんど期待をしていません。それよりも一緒に働きたいか、社風に合っているかという企業との相性が重要視されるのです。

スキルが合っても一緒に働きたい人とは仕事したくないな。スキルがなくても素直でメンバーと仲良くできる人間の方がいいぜ。
おわりに
エンジニア転職だけでなく多くのことで言えることですが、何か目標に向かう時に一番重要なのは環境です。いかに良質な環境に身を置くことができるかで成長速度が全く違ってきます。ストレート組との差を埋めつつ、同じIT未経験者たちに差をつけましょう!
コメント
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