ITエンジニア

IT未経験者がエンジニア転職するのは難しいのか

Young collage student using computer and mobile device studying

最近SNSなどでエンジニア転職を目指しているIT未経験者をよく見ます。努力を惜しまず夢に向かっている彼らの姿を見て、同じIT未経験者からエンジニア転職した身として親しみがわきます。

今回はエンジニア転職は難しいのか、エンジニアは需要があるのかについて書きます。

ここでのエンジニアはIT系エンジニアのことです。

まず私について

私は現在Webエンジニアとして都内のWeb企業で働いています。今ではたくさんの優秀なエンジニアに囲まれ仕事をしていますが、そんな私もほんの数年前までは全く関係のない仕事をしていたIT未経験者でした。

エンジニア転職は簡単

さっそく私の結論ですが、はっきり言ってエンジニアに転職するだけなら非常に簡単です。事実として、高卒工場勤務という何の取り柄もなかった私が「エンジニアになりたいです」と手を挙げただけでトントン拍子でエンジニア転職が決まりました。

ではIT未経験者がなぜ専門性の高いエンジニア職に就くことが簡単なのか、それはIT業界が抱える慢性的な人材不足の問題が理由としてあります。

エンジニア職に就くことが簡単なだけであって、エンジニアとして質の良いキャリアを積むことや、年収を上げることは全く別の話です。

圧倒的なエンジニアの需要

前述でも書きましたが、IT業界全体で深刻な人材不足の問題を抱えています。そのためエンジニア需要は高まり、参入障壁も昔に比べ大きく下がっています。

1人の求職者を11社が取り合うほどの供給不足

エンジニアは他の職と比較しても圧倒的に需要が高いです。転職サイト大手のDODAが公開しているデータによると、2019年末時点で技術系(IT・通信)職の求人倍率は11倍を超えています。これは1人の求職者を11社が取り合っている状態と同じです。全体平均が3倍であることから、どれだけ高需要なのかがわかります。

【転職求人倍率】2020年5月度の求人倍率は-0.55ptの2.03倍。求人数は減少したものの、転職希望者数は微増し、求人倍率は下降。
【2020年6月15日発表】転職求人倍率レポートは、転職支援サービス「doda(デューダ)」の求人数と転職希望者数(求職者数)のデータを用いて作成しています。転職活動のチャンスとなる時期や採用が活発な業種・職種が分かります。
りんりん
りんりん

私がエンジニア転職した2015年で6倍前後だから、今だと黙っててもエンジニアになれちゃう!?

人材不足は拡大する

ではこの人材不足はいつまで続くのでしょう。みずほ情報総研株式会社の調査報告書によると、今後もIT人材の不足は続くどころか拡大すると試算されています。

報告書によると2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると試算されています。

ITに関する職業である「システムコンサルタント・設計者」、「ソフトウェア作成者」、「その他の情報処理・通信技術者」を対象に試算を実施した。

IT人材需給に関する調査

本記事のエンジニアは、報告書内のソフトウェア作成者にあたりますから、79万人とはならないまでも人材不足は確実に今後も続くでしょう。

IT未経験者を採用する動きが加速している

エンジニアの需要が高まり各企業採用枠を拡大していますが、優秀な人材の大多数は高待遇な大手企業に流れるので、中小企業では人材の獲得が難しくなっています。そこで企業はIT未経験者を採用して教育する方が低コストだと考え始めたのです。

私もエンジニア転職で初めて内定をいただいたのは名古屋の中堅SIer企業でした。そこでは実務を積んだ先輩メンターの元で仕事をさせてもらいましたし、その後IT未経験者のメンターを務めることもありました。

また私の知人からも以下のような声をよく聞きます。

部長:Aさん
部長:Aさん

募集をかけてもまともな経験者が全然来ない...

課長:Bさん
課長:Bさん

経験者を待つより未経験者を雇って教育する方が早いですよ。

営業:Cさん
営業:Cさん

最近は経験が浅い人材でもアサインできるプロジェクトが増えてきているわ。

おわりに

エンジニアといえば、その専門性の高さから情報系の学部や大学院を出た人間が就く職業でした。しかしIT市場の拡大と人材不足問題により就業難易度が大幅に下がりました。既存エンジニアや企業の立場から見れば教育コストが上がるデメリットとなっていますが、新規参入者にとってはチャンスでしかありません。エンジニア転職に興味を持っている方は是非このチャンスを掴んでほしいと思います。

コメント

  1. […] […]

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