ITエンジニア

フルリモートは幸せなのか

remote work

今回の新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をするようになった人はどれくらいいるだろう。そもそも2019年4月に働き方改革関連法が政府から施行されて、働き方が変わった大企業はあったのだろうか。おそらく多くの企業で働き方は変わっていない、せいぜい残業を抑制する程度だろう。それが今回のコロナショックで多くの企業に在宅勤務や時差出勤のようなフレキシブルな勤務制度が政府の意図とは別で半強制的に導入されたのは、まさに「怪我の功名」だと思う。

私が所属する企業では、時間や回数に制限はあるものの既にフレックス勤務や在宅勤務の制度はある。それが今回の騒動で制限が撤廃されて、出社義務がなくなり事実上のフルリモート勤務になった。そうして一ヶ月ほど経った時、ふと思った。

「あ、これ昔思ってた理想の働き方だ。」

エンジニア転職をする人には、フルリモート勤務に憧れて転職する人が一定数いると思うし、私もその一人だった。元々私は製造業でがんじがらめな働き方をしていたので、リモートワークのようなフレキシブルな働き方に「楽そうだしかっこいい」みたいな憧れを持っていのだ。

楽そうだという印象は、身支度や通勤の時間を省くことができるという意味では間違ってはいなかった。ただサービス運営とチーム開発をリモートで進めることは楽ではないし、サービス規模が大きくなれば尚更だ。

そしてリモートワークは良くも悪くも成果主義になり個人の生産性がはっきりする。オフィスに出社している時には、評価対象者の行動が評者者の目に映るから、成果だけでなく成果までの過程も少なからず評価に加味される。たとえ無意味なMTGでウトウトしているだけでも、アピールが上手ければ何かしているようには見えるのだ。けどこれがリモートワークになると、成果までの過程が見えづらくなって評価における成果の割合が高くなる。

本質的で正当な評価がされるし、費用対効果が小さい社員が炙り出される。これは健全なのかもしれないが、成果がわかりにくい仕事をしている人にとっては厳しい評価がされるかもしれない。私のような凡人エンジニアにとって、頑張りが評価されず成果のみで見られるのはとても厳しい。

もう一つ思ったのは、日本企業でリモートワークが進まないのは社員を簡単に解雇できないからだ。ただでさえクビにできない窓際社員がリモートワークになったら、自宅で寝てしまうのではないか。実力者の生産性は上がるかもしれないが、窓際社員の生産性は皆無になるだろう。

長くなったけど、フルリモート勤務は幸せで健全だと思う。けど成果主義になることの副作用が発生し、収入を上げることが難しくなるんじゃないかな。他人事みたいに言ってるけど、結構焦ってるw

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