都内の大きな駅を利用されている方は、
「この工事いつまでしているんだろう..」
と思ったことはありませんか?それもそのはずで、現在都内では多くの再開発事業が計画され進められています。都内を歩けば建設業者の工事を目にすることはもはや当たり前の感覚となっていることでしょう。そんな再開発事業について調べてみました。
今後10年は続く建設ラッシュ
現在都内で計画されている再開発事業やプロジェクトを完成時期の時系列順に並べました。調べて具体的な情報が出てくるものだけに絞っていますが、この他にも多くの再開発事業が計画されています。
- 2020年①虎ノ門
- 虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業
- 虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業
- 日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」の開業
- 2020年②湾岸エリア
- 豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業
- 東京湾岸有明複合開発プロジェクト
- 羽田空港直結複合開発プロジェクト
- 2020年③高輪
- 山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」の開業
- 2022年八重洲
- 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業
- 2023年①虎ノ門
- 虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発事業
- 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
- 2023年②渋谷
- 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業
- 2023年③三田
- 三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業
- 2024年①渋谷
- 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業
- 2024年②東池袋
- 東池袋一丁目地区市街地再開発事業
- 2025年大手町・神田
- 内神田一丁目プロジェクト
- 2027年①品川
- リニア中央新幹線の開業
- 2027年②常磐橋
- 東京駅前常磐橋プロジェクト
- 2029年西新宿
- 西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業
虎ノ門 by 東京メトロ and 森ビル and 野村不動産
森ビルと野村不動産により進められている虎ノ門一帯を中心とした再開発事業です。今年2020年には東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が開業予定で、その他にも国家戦略特区として開発が進められている虎ノ門ヒルズ・ビジネスタワーや東京虎ノ門グローバルスクエアがそれぞれ開業竣工予定です。

また森ビルの虎ノ門・麻布台プロジェクトの再開発完了時期は2023年とされています。

湾岸エリア by 三井不動産 and 住友不動産
湾岸エリアの豊洲と有明、羽田では大規模複合開発による商業施設やホテルが今年2020年に順次開業予定で、有明と羽田に関しては国家戦略特区として開発が進められています。
有明の商業施設には8000人を収容可能なコンサートホールや劇団四季専用の劇場が入る予定となっています。またJR東日本が進めている羽田空港と東京都心を結ぶ「羽田空港アクセス線計画」の臨海部ルートが有明を通る予定で、羽田からディズニーランドの最寄駅である舞浜駅に乗り換えなしで直結する計画も発表されています。
品川・高輪 by JR東日本
品川・高輪エリアでは今年2020年に待望の山手線新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業予定で、建築家の隈研吾氏がデザインした駅としても話題となりました。また2027年には名古屋-品川間のリニア開通も予定されています。

東京駅周辺 by 三井不動産 and 三菱地所
東京駅周辺でも再開発が目白押しです。先ず三井不動産により進められている再開発プロジェクトで、オフィス、商業、ホテル、小学校、バスターミナル等により構成される大規模タワーが2022年8月に八重洲に竣工予定です。

また大手町と神田では三菱地所による都市再生計画が進められていて、商業施設や店舗が入るオフィスビルが2025年竣工を目標に建設予定となっています。
都市再生特別地区 (内神田一丁目地区)都市計画(素案)の概要

そして東京駅前の再開発事業の本丸といえば、三菱地所が進めている東京駅前常盤橋プロジェクトです。390mの日本一高い高層ビルを2027年竣工を目標に建設予定です。

渋谷 by 東急グループ
渋谷では2019年に渋谷スクランブルスクエアが開業したことが記憶に新しいですが、再開発はまだ終わりではありません。まず渋谷駅桜丘口地区に国際医療施設や子育て支援施設が入るオフィスビルが2023年に竣工予定です。
また2024年には渋谷二丁目に店舗付きオフィスビルの建設を予定しています。
三田 by 住友不動産
三田では住友不動産によりオフィスや商業施設、分譲マンションや学校などが建設される大規模複合開発が進められていて、建物の竣工は2023年を予定しています。
東池袋 by 住友不動産
東池袋では住友不動産が国家戦略特区としてオフィスビルを建設予定で、2024年竣工を目標としています。池袋では2019年に大規模商業施設のHAREZA池袋が開業し、2020年には大規模オフィスビルのHarezaTower(ハレザタワー)が竣工予定です。池袋のイメージも数年後には大きく変わっているかもしれません。
西新宿 by 野村不動産 and 住友商事 and 東京建物
西新宿では野村不動産と住友商事、東京建物により計画されている再開発プロジェクトがあります。老朽化した木造家屋を排除して、分譲マンションや商業施設を建設する予定で、着工が2022年、竣工は2029年とされています。

おわりに
これだけの再開発事業が進められていて、2030年以降もさらに計画されることが予想できます。それもこれも東京を世界に誇れる大都市にするためであり、ロンドンやニューヨークに追いつくためであると考えられます。
私は今回再開発事業について調べている時、あまりにも計画が多すぎてワクワクが止まりませんでした。政府を始め国内の大手デベロッパーやスーパーゼネコンには、東京都民のみならず日本国民全員の期待に応えてほしいものです。
コメント
[…] […]